カワコウのギター三昧 #8

どうも12月が大好きなカワコウです
12月は誕生日,クリスマス,大晦日
僕の大好きな三大イベントがあるのが素晴らしいですね

ちなみに僕の誕生日は12月5日ウォルトディズニーと一緒です

そんな話はさておき

長らく”カッティング”についてお話ししてきました
前回は和音をいかに素早く鳴らす事が
重要という話をしてきました
今回はその話とは真逆になります
”カッティング”に限らずにはなるのですが
素晴らしいバッキングの名手david t walkerについて話したいと思います
まずは彼のギターを聞いてみましょう

ドリカムと共演した時の映像です

どうでしょう?
前回紹介したcory wongのギターとは
真逆に弦を撫でるように弾いているのが
わかります
同じギターなのに弾き方一つでこんなにも
出てくる音が違います
彼のギターを一度生で聞いた事があるのですが、まるで耳もとで囁くような優しい音色ですごく心地よかったです
観客で見に行っていた僕がそう感じたということは、そのバッキングにのせて歌う人はさぞ気持ちいいのではないでしょうか

良いバッキングにはいろいろな条件があるのですが
やはり一番大事なのは歌う人が歌いやすいバッキングを演奏することだと思います
これはバッキングをするギタリストの腕の見せ所で個性がはっきりあらわれるところではないでしょうか

ここで一つdavid t walkerが得意とする奏法を紹介します
まずはm7コードを押さえます

この状態から小指を使って他の音をだしていきます

音的には
11th,13thの音をだします

この囁くような奏法はとてもドラマチックで楽曲に良いアクセントを与えてくれます
いろいろなジャンルで使える万能なフレーズなので是非取得したいですね

さて全4回でカッティングやリズムギターについて話してきましたが
楽曲でのリズムギターの割合はソロギターに比べて格段に多いと思います
いいギタリストの条件として良いリズムギターを弾けるというのは最低条件なのではないでしょうか
リズムギターに焦点を当てて練習すると
今よりレベルアップしたギターが弾けると思います

david t walkerが参加しているマービンゲイのYou Sure Love to Ballでお別れしましょう
最後まで読んでいただきありがとうございました

うちで叩こうvol.1 全ては楽器に  森信行

はじめまして

このたびブログを書かせて頂く事になりました。
ドラムの森信行です。よろしくお願いします!!

コロナ自粛を受けて、ステイホームの間、皆様いかがお過ごしでしたか??

僕はふだんの練習はスタジオでの個人練習がほとんどで、自宅では譜面を書いたり音楽を聴いたりするだけだったので、改めて自宅での練習環境について考えるいい機会になりました。

せっかくなので、この期間中に自分がなにをやっていたか。「うちで叩こう」を合い言葉に小出しにしてご紹介していきますね。

第1回目のテーマは 全ては楽器に

自宅の楽器以外のものをかき集めて、星野源さんのうちで踊ろう動画とコラボしてみました。

用意したもの
お箸 コロナビール瓶 紙パック日本酒 つぶした空き缶 おかきの入った袋

全てリモート飲み会の残骸ですが 笑

ガラス瓶、スチール缶、紙、ビニール それぞれ違うサウンドキャラクターのもので音にメリハリをつけてみました。

ドラム以外のものでも、何事も叩く前のイメージが大事です。最初に演奏せずに飲んでるのも、ただ飲んだくれてるのではなく、曲の物語性を考えてあえての無音でした。空き缶が転がるのはかなり想定外でビビリましたが、缶のふらつきから生まれる装飾音的効果は、始めから狙って出してます!

ほんまかw

準備一時間(コロナビール買い出し時間含む) ちょっと練習して iPhoneでセルフ録画一発OK 動画編集半日 笑
結構おもろい画になりました!軽い気持ちで投稿したら、なんとtwitterで9万再生!あっ 自慢入りましたね。すいません。こちらの楽しい気持ちよさを、リモートでも色んな方に伝えることができて、本当嬉しかったです!

次回からは自宅で再構築した練習キットのお話を、何回かに分けてしていこかなと思ってます。

よろしくお願いしまーす!

カワコウのギター三昧 #7

どうも美容院に行く事をサボるとすぐに毛量がすごいことになり汗が止まらなくなりやすいカワコウです

さて引き続き”カッティング”について
前回は和音(コード)について書きました
これは非常に音楽的な話になりましたが
今回は身体的な方面から”カッティング”に
ついて書いていきたいと思います

”カッティング”というくらいですから
音を切る(音価をできるだけ短く)事が非常に大事になってきます
一概に全ての音価をできるだけ短くすることが正しいとは限らないのですが
基本的な事ととしていかに音を素早くカットするかが重要になってきます

まずはストロークする右手に焦点をあてると
重要になってくるのは”振り下ろすまたは振り上げる”ストロークのスピードです

和音は基本複数の音を同時に鳴らすのですが
ギターは特性上同時には鳴らせません(指で弾けば同時に鳴らせますがここではピックで弾くこととします)
なぜならピックを持った右手を振り下ろすまたは振り上げる時に各弦にヒットする時間が微妙にずれるからです

”カッティング”を用いてリズムを出す時に
このばらつきは致命傷になります
なので右手はなるべく素早くストロークする必要があります

この時重要になってくるのは手首のスナップです
野球選手が変化球をかけるかの如く
右手のスナップが大切になってきます
同時に右手を脱力させるのも大切で
力任せに弾いてしまってはギターも良い音がでてくれません

例えるのであれば
団扇を使う時に風量を上げるには
手首のスナップを使いますよね
力任せにあおいでいては逆に疲れるだけです

右手のストロークスピードを極力あげて
各弦のばらつきを押さえた和音をだすと
いうことはかっこいい”カッティング”への第一歩ではないでしょうか

では最後にcory wongというギタリストを紹介しましょう
彼の右手のストロークは脱力,スナップどれをとっても一級品で素晴らしい歯切れの良い
”カッティング”を披露しています

最後まで読んでいただきありがとうございました

カワコウのギター三昧 #6

どうもシャケのホイル焼きにハマっております
アルミホイルでシャケとバターとエノキを
包んでフライパンで蒸し焼きにして
柚子ポンとブラックペッパーをかけると
これまた絶品です
洗い物も少なくていいよねカワコウです

さて前回から”カッティング”について書いております
なかなか文面にすると伝えづらい奏法ですが今回は”カッティング”で使うとかっこいい
和音(ここではコードと言いましょう)について
コードにはたくさん種類があります
明るい,暗い,おしゃれ,etc..
人によって感じ方も違ってくるので一概には言えませんが
僕が”カッティング”する時によく使うコードは間違いなくセブンス9thです

なんのこっちゃという感じですが
例のごとく写真を見てもらいましょう

5弦からR,M3,ドミナント7th,9thになっております1弦も押さえておりますがこちらは5thの1オクターブ上という事になります
一気に音楽教室っぽくなってきましたね
僕のレッスン受けていただけるとそのへんは詳しく教えれますので是非よろしくお願いします

宣伝はさておき
このコードの一番特徴的な音といえば9thの音になります
この音がなんともいえない気だるさをだしており前回いった”カッティング”によるリズムの躍動感を組み合わせた時に絶妙な空気感を生む事ができます

もう一つこのコードに付け加えると良い音があります13thの音です

1弦の2F上を小指で押さえる形になります
この13thの音をアクセントに置く事で
僕的に緊張感と緩和感を自在にコントロールできると思っております

輪ゴムを伸ばすと戻りますよね
伸ばす事によって輪ゴムに緊張感を与えて
離すとゴムが緩和されて戻る
あの感じです
その時ゴムには躍動感がでます
それがすなわちリズムに躍動感につながると
思っております

この9thと13th使いこなす事が出来れば
躍動感に満ちたリズムギターに一歩近づけるのではないでしょうか

このコードをうまく盛り込んだ大名曲があるので最後に紹介します
james brownのsex machineです
ギターのパートに注目して聞くと
チャッチュ,チャッチュ,チャーラッ
と一定のリズムがなっています
このチャーラッが9thと13thの組み合わせによるものになります
まさに緊張と緩和
最後まで読んでいただきありがとうございました

カワコウのギター三昧 #5

どうもそうめんが美味しい季節になりましたね
大根おろしとツナをのせてめんつゆとポン酢をさっとかけて食べるのにハマっているカワコウです

さて、全4回にわたって書きましたチョーキング特集楽しんでいただけましたでしょうか
本日からはまた別の奏法について書きたいと思います

それは何かというと”カッティング”です

これもギターを弾く上でできるように
なるとすごく楽しい奏法ですね

前回までの”チョーキング”がギターソロなどで良く使われるとすると”カッティング”は
主にリズムギターなどで用いられる奏法になります
つまり伴奏ですね

ギターで伴奏をする場合
主に左手で複数の音を押さえて和音というのを作り出します

そして右手でストロークをする事でリズムを刻みます

この時に左手を少し浮かすことによって

和音はなりませんが
リズム楽器(ドラムなど)のような
パーカッシブな音を出すことによって
リズムに躍動感を出すことができます

さらに和音を鳴らした状態で
左手を浮かすことによって音を切ることができます

つまり音の長さがコントロールできます
この音の長さ(音価)の違いによっても
リズムの印象が違ってきます

このようなテクニックを駆使することに
よって楽曲の印象を決定づける事ができます

音を切るタイミングやパーカッシブな音を
どの位置に持ってくるなどはギタリストによって千差万別
これも”チョーキング”の時と同じく個性がでる奏法になります

これから何回かに分けてこの”カッティング”について深く掘り下げていこうと思います

ではイントロから素晴らしい”カッティング”が
聞ける大名曲
山下達郎さんのSPARKLEでお別れしましょう
最後まで読んでいただきありがとうございました

カワコウのギター三昧 #4

どうも最近アンジャッシュさんにハマっているカワコウです
年齢的にエンタの神様世代なので懐かしく
見ております

今回もチョーキングについて書きます
飽きずに見ていただけたら嬉しいです

チョーキングの中でも人の声に一番近いと
僕は思っているチョーキングヴィブラートについて説明します

例にもれず写真で説明しますと
弦を押し上げた後

押し上げたままヴィブラートをかけます

ヴィブラートとは音を上下に揺らすことを
言います
歌声ではよく聞きますよね
カラオケの採点にもあるくらいメジャーですよね

ヴィブラートはチョーキング以外でも
使うことがあるのですが
音の振れ幅,ヴィブラートするスピードも
人によって千差万別
とても個性がでる奏法の一つです
なので尚更磨きたいテクニックの一つだと思います

全4回にわたって話してきたチョーキングですが、どの種類のチョーキングも人によって音色が変わってくる奏法
だからこそないがしろにせず丁寧にテクニックを磨いていけば必ず素敵な音色をだせると思います

僕が思う良いギタリストの条件の一つに
聞いてすぐに誰が弾いているかわかる音色をだすというのがありまして
チョーキングを磨けばそこに一歩近づくのではないでしょうか

最後に僕が一番好きなチョーキングをしているエリッククラプトン
クラプトンのチョーキングヴィブラートはとても丁寧でスピード感揺れ幅どれをとっても一級品のギタリストです
僕自身も高校生の時に初めて聞いていらい
すごく影響を受けていて
彼がいなければ今の僕はいません

それでは僕が高校生の時に初めてクラプトンのギターを聞いたcreamの”cross road”で
お別れしましょう
最後まで読んでいただきありがとうございました

カワコウのギター三昧 #3

皆様いかがお過ごしでしょうか
貝を使った料理が苦手なギター講師カワコウです

さて今回も引き続きチョーキングについて
お話したいと思います
こんなに何回も飽きたよ
とかいう声が聞こえてきそうですが
それだけチョーキングというテクニックは
奥が深く大好きな奏法なのです

今回取り上げるのは
ダブルチョーキングです
ダブルつまり2つの音を同時に鳴らしながら弦をチョーキングする奏法です

いつものように写真で例を説明すると
2弦と3弦を

チョーキングします

主にロックなどで用いられる奏法で
非常にかっこいいサウンドになります

ちなみにこれは2つの弦を同時にチョーキングしますが
僕がよく使うのは2つのうち一つの弦だけをチョーキングしてもう一つの弦と同じ音程にするユニゾンチョーキングと言われる奏法です

1弦のEの音と2弦のDの音を押弦して

2弦Dの音を1音チョーキングでEの音にします

すると音程が近くなるので音が濁ります
この濁りこそがギターにしか出せない
人が叫んでいるかのようなロックなサウンドになります
とてもかっこいいサウンドです
ちなみに僕はこれにワウという音色を変化させるエフェクターをかけるのが大好きです

ロックのみならず様々なジャンルのギターを弾く時に一つのアクセントになるので
ぜひ取得してほしい奏法の一つですね

それではそんなユニゾンチョーキングを
かっこよく使用しているjimi hendrix
まさに彼のギターは人が叫んでいるかのような魂の叫びを体現するのにもってこいのギタリストです
先ほど紹介したワウも巧みに使うギタリストなのでいろいろな音源聞いてみるのもいいと思います
今回はユニゾンチョーキングが聞ける
jimi hendrixの”manic depression”でお別れしましょう
1:19あたりでユニゾンチョーキングがきけます
最後まで読んでいただきありがとうございます

ドラムチューニングについて その5

北村優一のブログ

今回はカスタマイズについて。
スネアストレイナーのついていない状態だったLeedyのスネアドラムのシェル。
ストレイナーを取り付けてスネアとして使える様にカスタムしました。

Leedy
Broadway Dual
1935 (推測…)
15×6.5

ストレイナーがついていない状態だったため残っていた穴の位置関係から推測して恐らくこのモデルと思われます。

当時のカタログ(引用 drumarchive.com

製品名にある”Dual”
outsideとinsideに計2つ!
まさにこういったスネアワイヤーが2つ装備されていたんですね〜
より繊細にそしてパワフルにスネアサウンドを表現できる、当時は画期的なモデルだったのではないでしょうか。

色々調べているとメタルとマホガニーとラインナップがあったみたいです。
シェルの内側が白く塗装されていますがエッジから少し見えている部分から、恐らくソリッドマホガニーではないかと思われます。

今回は、オリジナルのストレイナーが外されている状態でしたので、ストレイナーをつける加工。
オリジナルのストレイナーは見つからず、使い勝手からもLudwigのP-85ストレイナーをつけることに。

マーキングして穴あけ。

左上の3つの穴はinsideスネアワイヤーのストレイナーが装備されていた穴かと思われます。

ラグ。
中に入っているスプリングも柔らかく、美しい。。
豊かなサウンドの大事な一部ですね〜

完成

15インチらしい、懐深いスケールある大きい鳴り方です。
14インチの頭でいると『ともすればルーズな鳴り方なのでは…」なんてイメージも湧いてきますが、全くそんな事はない事に少し驚きました。
テンションをかけても、包み込むような容量の多い豊かなサウンド。
手元の感触でおおらかな気持ちになります。

ヘッドは、フーカスのきいたアタックの厚みそして粒立ちを狙って打面にAQUARIANテクスチャーコーテッド1plyを選びました。

AQUARIANのヘッドはフィルムを止めているフープが特徴的です。
ヘッドとシェルそしてドラムのフープをより一体化する様に間をしっかりと結んでくれる印象で、コーティングやフィルムのシナリ感も少し重い質量感を感じ個人的にはREMOやEVANSに比べるとより堅固(!?)に感じています。
今回の様に粒立ちにフォーカスを効かせたい時や、柔らかく大きな音像感のキャラクターを持ったドラム、、なんかに選ぶ事が多い気がします。(絶妙なバランスが生まれる事が多いんですよね〜)

乾いたドライな響き、口径からか力強さも感じるサウンド。
90年近く大切にされ残された楽器をこうして今も使用できる事に嬉しい気持ちになります。

先のカタログに名前のあったBen Bernieの映像
このドラマーがSammy Finkさんかはわかりませんが。

Ben Bernie COMPLETE sound film 1924-1925!!!

繊細ですが、おおきな躍動感のある、バンドの呼吸を感じますね〜
目の前にすると、すごくダイナミックだったのでは…と想像します。
こういった環境から、Dualの説明にもある様により繊細でよりダイナミックな表現を可能にする楽器というのが求められていたことを感じます。

現代の標準とされるスネアのサイズは14インチですが、このモデルは15インチ。
当時はバスドラムも大きかったこともあると思いますが、
15インチというサイズ、繊細な表現を可能にしたDual機構、、この楽器が可能にしたダイナミクスレンジは面白いですね〜

なんて、想いを馳せながら…

ちょっとスネアの機構は変わってしまいますが、活躍してもらいたいなと思います!

セットアップ
AQUARIAN テクスチャーコーテッド1ply
EVANS スネアサイド300
Ludwig 14inch 12本

テンションボルト、ワッシャー、フープはそのまま変更せず、
フープは打面側はニッケルオーバーブラスフープ
ボトム側は内巻きのスティックセイバータイプブラスフープ

試奏動画

カワコウのギター三昧 #2

【カワコウのギター三昧#2】

先日のブログから間が空いてしまいました。近頃、手塚治虫さんの作品を読む事に一生懸命なギター講師カワコウです。

さて、前回はチョーキングについてお話ししました。今回はさらに掘り下げてチョーキングの種類についてお話ししましょう。

まずは音程を高く変化させるチョーキング、弦を上に引っ張りあげます。

この高くする音程によっても、種類があります半音,1音,1音半,2音,etc

この中でも僕がよく使う音程があります、クォーターチョーキングです、クォーターとは日本語で”4分の一”を意味します、つまり、1音を4つに細かく分けた ”4分の一”音程をあげるという事です。

僕は特に人差し指でよく使います、 文字にするとよくわからないと思うのですが    これが

こうなるわけですね

え?

一緒の写真コピペしただけやん!馬鹿にするのもいい加減にしやさんせ!と思うかもしれませんが確かに変化しております、この微妙な音程の違いがギタリストの味につながるんですね。

”4分1”というのも実は曖昧で、ギタリストによって違ってきます、音程をあげるスピードやタイミングなどによってその人の個性が出てくる僕の大好きな奏法の一つです。ジャンルでいうと、とくにブルースなどでよく使われているテクニックになります。

そんな”クォーターチョーキング”を素晴らしいテクニックで聞かせてくれる、ブルースギタリストBBking。

彼のギターはまさにお手本のようなチョーキングをいろんな種類で使い分ける素晴らしいギタリストです。

歌の合間で掛け合うように切り込んでくるギターは天下一品です。

彼の素晴らしいライブ音源”live at regal”より”everyday i have the blues”でお別れしましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました

ドラムチューニングについて その4

北村優一のブログ

今回はメンテナンスの内容について少し踏み込んで書いて見ました。

今回メンテナンスしたのはこちらのRogersというアメリカのメーカーのタムです。1976年のカタログから登場しているBig Rなエンブレム。
シェルやレインフォースメントの構成などから恐らくBig Rエンブレムが出てきた初期にあたる70年の後期のものでしょうか、、推測…

汚れ、カバリングのクラックや浮きなど、、あまり状態は良くはありませんが、ぎゅっと実の詰まった太い鳴りが心地よいサウンドです。
音の立ち上がりが少しスタイリッシュな起き上がり方をする印象があります。これ以前のモデルには膨らむような温かい部分を感じていたのですが、その部分がまっすぐパンチのある強さに。エッジの形状も随分違っています。

所謂、芳醇で豊かな鳴り方のVintageらしさと、端正な音のラインを感じるモダンらしさが混ざった、ドラムサウンドとしての充実感があります。
(所感👨‍🍳)

少し試奏

僕は Rogers といえばAl jackson なイメージが真っ先に浮かぶのですが、もう一人アツいアツいBuddy Milesも!

Big R期よりも以前のモデルのRogersをセットした、1968.9年のその熱い演奏の映像を…

1つ目の映像はBuddy Guyのlive。すごい熱量の演奏…。タムがダブルヘッド仕様なのが見えます。スネアはダイナソニックでしょうか、、タイトにハイピッチ。顔、表情も熱い…カッコエぇ。
2つ目はジャケットで有名なあのシングルヘッド仕様のキット。

メンテナンス!
分解

今回、シェルの汚れはコンパウンドで磨いて汚れをとりました。
茶色くなっている部分が一部残っている箇所もありますが、ほとんど取り除けました。
磨き上げると白っぽくツヤも出てきて印象が変わりますね。

Before

After

メッキ部分。
こちらはスチールウール0000番で磨きました。
白っぽくくすんでいる部分は輝きが戻りました。

分解前

分解してクリーニング

組み上げ

テンションボルト、ラグはパーツクリーナーで洗浄しております。
ビニールのチャック付き袋に入れてシャカシャカ振って古い汚れた油を落とし、そのまま少し漬けこんでその後にふきあげています。

テンションボルトのサビなども軽く磨いてサビとり。
これは金ブラシで落としました。

↓76年のRogersのカタログ (引用 drumarchive.com)
NEW SPRINGLESS LUGS
このオーバーホールしたドラムもその型でしたが、ラグナットがスプリングで固定されているのではなく(Vintage Drumによく採用されていました)、Eリングの様なものでラグと固定されています。
カタログの説明には、「レコーディングなどのマイキングした際に、ぶんぶんいう音やガタガタ音を消します」との説明。

余談ですが、右下のSUPER X MUFFLER。
どこにでも好きなところに簡単に装着できるぜ!な取り外しタイプのミュートとの説明。
内蔵されているタイプもそうですが、このミュートならではな雰囲気のあるサウンドがあります。
これも時代を感じる一つの要素に思います!

タムホルダーパーツの下に隠れている部分。
酷く痛んでカバリングが剥がれています。
これも接着。

グリスアップ、ワックスアップして組みあげ。
クラックなどはありますが綺麗になって、雰囲気のある面構えになりました。

同じように14インチ、15インチもオーバーホールをしました。
やはり12インチと同様にカバリングにクラックがありますが、エッジやパーツは無事でした。
そして見た目も綺麗に蘇りました。

組み上げて鳴らしてみると良いサウンドです。
軽く試奏してみました。

この頃のRogersは先にもいった様な、Vintageらしさとmodernらしさを同居させているとても充実感のあるドラムと感じています。
演奏している際のタッチにもどこか力強さを感じて、今個人的にとても魅かれている楽器のひとつです。

最後に Band of GypsysなBuddy Miles!
音も良い〜
カッコエえ〜