北村優一のブログ SONOR Performer Plus 22×16 Bass drum
SONOR Performer シリーズ
1984年頃に発売されたと思われる(1984年のカタログには掲載がありました)ミドルグレードのシリーズ。
バスドラムだけ入手しました。
発売当初のカタログには8テンションのバスドラムしか見つけられず、、、更に資料を調べて回っていたのですが(ドイツ語わからなさすぎて大変っす…)、
後に「Performer PLUS」という、細かなマイナーチェンジが施されたモデルが86年!? に発売した様で、どうやらそのモデルかな、、と思います。
1980年代のSONORはシグネチャーモデルを筆頭に圧倒的な存在感のあるサウンドを生み出す楽器、そしてスペックだったわけですが、このPerformerも「ミドルグレードなの!?」 というスペックです。
ウイングナットとバスドラムのフックは違っていたりしそうですが、パーツ類は上位機種と同じものを使用しているとの事。
とにかく重い!!
パーツを外したシェルだけの状態でも重かったです…
サウンドも良い感じにヘビーウエイトです!
※カタログスペック
・G332
22×16
バスドラム Beech 9ply 10㎜
・PT12/13
・PFT16
タム Beech 6ply 7㎜
Performerモデルの後期にはシェル材にポプラなどが使われ構成が変わった様です。
Beech 9ply 10㎜
のスペックは上位機種、Phonic/Phonic PLUS のバスドラム・タム、の厚さと同じ。
ですが、エッジの形状は違う様です。
Performerはラウンドタイプでエッジトップはセンターにあってやや広めでした。
そのあたりの形状もあいまってか、どこか優しさを感じる音の立ち上がりでふくよかで大きな押し出し、響を感じられます。
メタルフープのリジットな感触と合間って、甘くなりすぎない独特な打感の印象です。
チューニングのピントがあった時のパンチ力、サウンドは素晴らしい説得力です。
チューニングは想像以上にシビアでした。
どんなバランスにしても、すんごいSONORらしいヘビーで量感のあるサウンドではあるのですが、、
ピントがピタッと合った、これらヘビー級の要素がフォーカスされている範囲は、以外にも広くない印象を感じました。
(”ラウンドエッジ” で ”エッジトップがセンター幅広” な形状のエッジから得られるアタックの形と、ヘビーウエイトで低重心高密度な膨よかな胴鳴りのバランス。
胴鳴りに対してアタックの形が優しいので、これをしっかりまとめないとぼやけたブヨブヨした鳴り型になってしまいます。
ここを整理する事、打面側とフロント側のチューニングのバランスが非常に重要に感じました。
ミュートの仕方にも独特のポイントがあって、とても面白いです。)
フロントヘッドにちょっと変わったヘッド張っているからかもしれないですが…
初めて使ってみている、カラートーンのフロントヘッド。
柔らかくてオープンな、広いヘッドですね。
ヘッド、当時のカタログには打面にクリアCS、フロント側にはクリアA !? が張ってある写真が載っていますが、
打面側は色々と試してクリア系ではなくコーテッド系が相性がよく感じています。
Performer Plus になってからのカタログ写真ではフロント側にエボニー系のヘッドが見れます。
エボニー系も更に密度が上がりそうで良さそうなイメージが出来ます。
近いうちに試してみます。
そんな訳でオーバーホールも終わり色々勉強してます。
とても個性が強く、キャラクターのあるドラムで魅かれています。
<オーバーホール>
綺麗にして、
テスト録音 / 勉強会
試奏
いろいろ試してみてる中の、iPhoneでの記録
その後、レコーディングでご使用いただきました